ISO13850:2015(JIS B9703:2019)4.3.8項では、取り外し可能な非常停止機器またはケーブルレスコントーラを設置する場合に、非常停⽌装置がアクティブか非アクティブかの混乱を避けるため、以下の3つの内一つの方策を採らなければならないことが明記されています。
① アクティブな非常停⽌装置の照光によって⾊を変える
② 非アクティブな非常停⽌装置の、自動または手動にてカバーをかける
③ 取り外し可能な装置を適切に保管する
(※ISO13850:2015の内容を一部抜粋、要約)
安全規格要求により、着脱して使用する場合は上記3つのいずれか一つの対策を行う必要がありますが、②と③の方策については⼈の作業に依存するため、カバーや適切な保管をしなかった場合には安全が確保されず、事故の原因になる可能性があります。
一方、①については操作端末の着脱によって、非常停⽌スイッチのボタン色が変化するため、有効/無効状態を目視によって判断ができ、⼈の作業に依存せず安全性を確保しやす利点があります。
また、タブレットとセーフティコマンダを使用する場合は、以下のような利点があります。
ケーブルコネクタを外すと電源が切れ、ペンダントの画面が消灯するため、非常停止スイッチ(ボタン色:赤)でも有効/無効状態を判断できるとの意⾒があります。
ケーブルコネクタを取り外しても、タブレットは自⾝はバッテリで駆動するため液晶は点灯し続けるため、一⾒すると非常停止スイッチは有効状態にあると誤認される可能性があります。
ケーブルコネクタを取り外しても、タブレットは自⾝はバッテリで駆動するため液晶は点灯し続けるため、一⾒すると非常停止スイッチは有効状態にあると誤認される可能性があります。
現在ご使用の制御端末からIDEC独自に聞き取ったお困りごとをまとめました。
これらの課題に対してセーフティコマンダが貢献できることがあります。
もっとタブレットの活用範囲を広げたい
制御にも使用できます
タブレットだけの制御操作は危険
安全機器の取付け方法がわからない
安全機器が簡単に取り付けできます
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開発や生産コストがかかる
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※セーフティコマンダはIDEC株式会社の商標です。