コロナ禍を経て、FA現場においても技術革新が起こりました。中でも「非接触」「画像処理」「抗菌・抗ウイルス」に関する技術は今なお重要視されています。
現在、企業における働き方は大きく変化しネットワークの活用が進んだように、製造業などの生産現場や物流でもあらゆるイノベーションが生み出されています。
あらゆる業界でさまざまな社会課題に直面している現在、FA業界も同様です。
労働人口の減少や熟練工不足のため労働者の多様化への対応や、業務効率そのものを見直し人手不足に対応するために、IoT化など新しい職場環境の構築が求められています。
これらの課題解決のひとつとして期待されているのが、制御の自動最適化を図った非接触技術の開発です。今後も、自動ドアや非接触タッチパネルなどの実現がますます要求されると考えられます。
そこでIDECは押さなくてもいい「フラッシュシルエット® タッチレススイッチ CW1H形」を開発しました。これにより、これまで操作が難しかった行動や動作に障がいがある方にも操作ができるなど多様な人材に門戸を開き、さらなるイノベーションがうまれるきっかけとなることを期待しています。
（※医療機器へのご使用をご検討の場合、事前に弊社へお問合せください。）
φ22ｍｍのパネル等の穴に差し込み、背面からロックナットで締め付けるだけのカンタン取付けです。
近赤外線反射方式の検出方式を使用し、独自のレンズ構造によって検出範囲を製品の正面のみに限定することで、誤操作による検知を軽減しています。
屋内外の耐候性・堅牢性を要する箇所や衛生対策を要する箇所に安心してご使用いただけます。
樹脂タイプと 堅牢性の高いメタルタイプの２つのタイプを準備し、濡れた手で直接触れないため表面の劣化への対策も不要です。
パネルなどに複数のスイッチがあると誤動作が起きるのではないか。
大丈夫です。IDECのタッチレススイッチには相互干渉防止機能があります。隣接するタッチレススイッチの信号と少しずつ波長をズラすことよって、誤検出を抑制したり近くの赤外線機器からの干渉による誤動作を防止することができます。自身とは異なる投光の光が入光した場合、それが2台（自身の他1台）までであれば、影響を受けません。
3台以上で使用する場合は、IEC60947-5-1に準拠した取付ピッチ縦50mm、横30mmを推奨値としています。複数台を隣接して設置する場合、検出領域を考慮の上お客様の機械でご確認下さい。
生肉、魚、野菜、加工食品原料などが常時存在する食品加工現場や衛生設備のメンテナンスも適しています。タッチレスを使用することで、スイッチや機械の表面に汚れを付着させることなく操作をすることが可能なため、故障防止にも役立ちます。
検出方法は、赤外LEDを用いた反射方式を採用しています。
検出距離に応じて、標準タイプ(拡散反射方式）と短距離検出タイプ（限定反射方式）の2タイプを用意しています。
標準タイプは、感度調整ボリュームにより、最大検出範囲は約70～270mmで調整可能、遠距離から検出させたい用途に最適です。短距離検出タイプ（限定反射方式）は、約5～30mmの検出範囲となり、遠距離からの検出を避け、短距離だけ検出させたい用途に最適です。
独自のレンズ構造によって検出範囲を製品正面に限定できるため、誤作動を防ぐだけでなく、素手でも手袋でもそれほど影響受けることなく検出が可能です。
手袋着用時は、スイッチの操作がしづらい。これは、さまざまな業界で抱えている課題です。タッチレススイッチなら、手袋を着用したままでも操作可能です。
医療用手袋は高価です。タッチレススイッチは、医療従事者が特定の手順で触れる必要のある機械の数を減らすことができ、所定の手袋の交換回数も減らすことができます。
検出体毎の検出距離範囲の詳細は、カタログをご参照ください。
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